とうしゅう
前例や従来の方法を受け継ぐこと。
前年の運用方針を踏襲する。
WORD READING
仕事で見かける
読みは「とうしゅう」。これまでのやり方や方針を受け継ぎ、そのまま続けることを表します。
READINGS
前例や従来の方法を受け継ぐこと。
前年の運用方針を踏襲する。
HOW TO READ
「踏襲」は「とうしゅう」と読み、従来のやり方を受け継いで用いることです。前例を見ただけでなく、今回もその方法を採る点が「参考にする」との違いです。ただし、方針を踏襲したからといって、すべての手順や数値まで同じとは限りません。「構成を踏襲する」「基準を踏襲する」のように、引き継ぐ対象を確かめます。
COMPARE IN CONTEXT
参考にすることと踏襲することの違いを、架空の報告書の例で整理します。
| 説明 | 今回の対応 | 前例との関係 |
|---|---|---|
| 前年の構成を踏襲 | 章立てを引き継ぎ、数値を更新 | 構成を採用 |
| 前年の資料を参考に作成 | 検討後、別の章立てを採用 | 参照したが構成は不採用 |
| 前年の方法を踏襲しない | 従来と別の方式に変更 | 従来の方法を不採用 |
IN CONTEXT
今年の報告書は前年の構成を踏襲した。
ここでの読みとうしゅう
以前の構成を引き継いで作成したことを示します。
新しい責任者も従来の運用方針を踏襲する。
ここでの読みとうしゅう
担当者が変わっても同じ方針を採用する場面です。
展示の構成は昨年を踏襲し、紹介する作品はすべて入れ替えた。
ここでの読みとうしゅう
引き継いだのは構成であり、作品の中身ではありません。一部を踏襲しながら別の部分を変更することは両立します。
従来の受付方法は踏襲せず、今回から予約制に切り替えた。
ここでの読みとうしゅう
否定形なので、従来の方法を引き継がないという意味です。前例を知らないという意味ではなく、採用しない判断を述べています。
TAKE CARE
「前年を踏襲」とだけ書くと、日程・予算・手順のどれを引き継ぐか分かりません。一部を改めるなら「基本方針を踏襲し、受付方法は変更する」と対象を分けます。また、前例に従うことが適切かどうかの評価まで、この語だけで決まるわけではありません。
QUESTION
A参考にするだけなら、前例を検討したうえで別の方法を採ることもあります。踏襲は、そのやり方を受け継いで用いることです。「前年の案を参考に、新方式を採った」と「前年の方式を踏襲した」では、前例との関係が違います。何を残し、何を変えたかまで示すと、引継ぎの範囲が伝わります。
読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には 漢字ペディア「踏襲」 も参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。
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