いちず
ほかのことに心を向けず、一つのことに打ち込むさま。
一途に演奏の練習を続ける。
WORD READING
意味で変わる
一途は「いちず・いっと」と読みます。ひたむきに一つのことへ向かう様子は「いちず」、「増加の一途をたどる」のように一方向へ進むことは「いっと」です。
READINGS
ほかのことに心を向けず、一つのことに打ち込むさま。
一途に演奏の練習を続ける。
一つの方向や方法。「〜の一途をたどる」などに使う。
利用者数が増加の一途をたどる。
HOW TO READ
「一途な人」「一途に取り組む」は人の姿勢を表し、「減少の一途」は変化の方向を表します。恋愛の話かどうかで決めるのではなく、「一途な・一途に」という形か、「〜の一途」というまとまりかを見ると判断しやすくなります。古い文献には意味が重なる用法もあり、この目安をすべての文章へ一律には適用しません。
IN CONTEXT
失敗を重ねても、一途に研究を続けてきた。
ここでの読みいちず
研究へひたむきに向かう姿勢を述べています。恋愛以外にも使える例です。
観測を始めてから、記録の件数は増加の一途をたどっている。
ここでの読みいっと
件数が増える方向に進んでいるという説明です。人が何かに熱中する様子ではありません。
修理を見送るうちに、設備の状態は悪化の一途をたどった。
ここでの読みいっと
悪い意味は「悪化」が表しています。「一途」だけで善悪が決まるわけではありません。
TAKE CARE
「一途」をすべて「いちず」と読むと、「減少の一途」の読みを取り違えます。また「いっと」は悪い変化専用ではありません。何がどの方向へ変わるのかを示す語と組み合わせて意味を受け取ります。人名や作品名は一般語だけから読みを推測しないでください。
QUESTION
A恋愛に限りません。研究や仕事、稽古など一つのことへひたむきに向かう姿勢にも使えます。ただし「一途な人」だけでは何に打ち込む人なのか分からないため、「研究に一途な人」のように対象を添えると明確です。
読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には コトバンク「一途」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典) も参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。
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