じょうず
手際や技量がよいこと。また、お世辞を言うこと。
姉は人の話を聞くのが上手だ。
WORD READING
意味で変わる
上手の主な読みは「じょうず・うわて・かみて」です。技量を褒めるなら「じょうず」、相手より優れるなら「うわて」、舞台の客席から見て右側なら「かみて」と読みます。
READINGS
手際や技量がよいこと。また、お世辞を言うこと。
姉は人の話を聞くのが上手だ。
相手より能力が優れること。風上・川上、相撲でまわしを取る手などの意味もある。
交渉では相手の方が一枚上手だった。
上座に近い方や川の上流。舞台では客席から見て右側。
主役が舞台の上手から登場する。
HOW TO READ
「演技が上手」は技量の評価、「舞台の上手」は場所の指定です。「一枚上手」は相手との比較なので「うわて」。同じ演劇の文章でも、評価しているのか位置を示しているのかで読みが変わります。川の上流を指す意味は「うわて」と「かみて」に共通し、すべての用法を一対一には分けられません。
STAGE POSITIONS
客席から舞台を見る
客席へ正面を向く演者から見ると、自分の左が上手、右が下手です。川の上流・下流や技量の優劣には、この左右の図を当てはめません。
技量じょうず ↔ へた
舞台の位置かみて ↔ しもて
相撲で取る手うわて ↔ したて
IN CONTEXT
説明が上手なので、初めて聞く人にも内容が伝わった。
ここでの読みじょうず
説明の進め方を評価しています。相手との優劣や、立っている場所を述べた文ではありません。
こちらの提案を先回りした相手は、交渉では一枚上手だった。
ここでの読みうわて
この場面では相手の対応の方が優れていた、という比較です。「一枚」は紙の枚数ではありません。
上手から登場した俳優が、舞台中央で立ち止まった。
ここでの読みかみて
客席から見て右側を出発点とする位置の説明です。俳優の演技が巧みかどうかは、この文だけでは分かりません。
橋より上手にある取水口の位置を地図で確認した。
ここでの読みかみて/うわて
川の上流側を指す意味は両方にあります。舞台の左右の決まりを地図に当てはめず、川の流れる向きを確かめます。
TAKE CARE
舞台の「上手」を演者自身の右側と覚えると、客席へ正面を向いたときに逆になります。相撲の「上手」は「うわて」で、相手の差し手の上からまわしを取る手です。辞書には「じょうしゅ」「じょうて」などもありますが、JMdictでは古い読みの注記があり、現代の主回答とは分けています。
READING NOTES
QUESTION
A巧みに歩く意味なら「じょうずにあるく」、舞台の右側へ移動する意味なら「かみてにあるく」と読めます。読み上げ原稿では「舞台の上手へ歩く」のように場所だと分かる語や、振り仮名を添えると明確です。
読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には コトバンク「上手」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典ほか) も参照しました。 読みの運用や専門分野の説明には 日本芸術文化振興会「上手と下手を描き分ける」 を参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。
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