せんえつ
自分の地位や立場、資格を越えて出過ぎたことをすること。また、そのさま。
僭越ながら、長く利用している者の立場から一案を述べます。
WORD READING
仕事で見かける
僭越は「せんえつ」と読みます。自分の地位や立場を越えて、出過ぎたことをすることです。「僭越ながら」は、自分には出過ぎたことだと控えめに述べ、意見や挨拶などを続ける前置きです。
READINGS
自分の地位や立場、資格を越えて出過ぎたことをすること。また、そのさま。
僭越ながら、長く利用している者の立場から一案を述べます。
HOW TO READ
僭越を含む文は、自分と相手のどちらの行為を評しているかに注目します。「僭越ながら一案を述べます」なら、自分が意見を述べることについて、出過ぎたことかもしれないと控えめに前置きしています。一方、「僭越な判断だった」と評する文は、判断した人が立場を越えたという評価です。「僭越ながら」は、どんな文にも付けるだけで丁寧になる接頭語ではありません。前置きに続く意見や挨拶を読み、その人がどの立場から発言しているかを確かめます。特定の場で必ず使うという一律の挨拶作法までは、語義から決めません。
IN CONTEXT
僭越ながら、長く利用している者の立場から一案を述べます。
ここでの読みせんえつ
意見を述べる自分について、出過ぎたことかもしれないと控えめに前置きしています。相手の意見を否定する意味ではありません。
僭越ながら、参加者を代表してお礼の言葉を申し上げます。
ここでの読みせんえつ
代表として発言することを、控えめに述べています。僭越の語だけで、代表者を選ぶ手続きや権限まで説明しているわけではありません。
担当範囲を越えて結論を決めたことについて、僭越な判断だったと評された。
ここでの読みせんえつ
ここでは他人から、立場を越えた判断だと評価されています。自分の発言を控えめにする「僭越ながら」と、評価の向きが異なります。
「僭越ながら」と前置きした後、担当者は自分の経験に基づく改善案を説明した。
ここでの読みせんえつ
前置きの対象は、改善案を説明する行為です。この表現だけで案が正しいことや、相手が採用することまでは決まりません。
TAKE CARE
「せんえつ」と読みます。単なる挨拶の飾りとして覚えず、立場を越えて出過ぎるという意味とのつながりを確認します。「僭越ながら」は自分について控えめに述べる前置きですが、「あなたは僭越だ」は相手の行為を評する言い方です。対象の違いを読み落とさないようにします。
QUESTION
Aただ丁寧にするための飾りとは異なります。自分が意見や挨拶を述べることを、出過ぎたことかもしれないと控えめに前置きする表現です。一方、相手を僭越だと評すれば、相手が立場を越えて出過ぎているという意味になります。誰について述べているかと、前置きの後に続く内容を確認します。
読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には コトバンク「僭越」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典) も参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。
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