かんあん
いろいろな事情や条件を考え合わせること。
予算と移動時間を勘案して、研修会場を選んだ。
WORD READING
仕事で見かける
勘案は「かんあん」と読みます。いろいろな事情を考え合わせることです。「予算と日程を勘案する」なら、予算だけでなく日程も含めて判断の材料にするという意味です。
READINGS
いろいろな事情や条件を考え合わせること。
予算と移動時間を勘案して、研修会場を選んだ。
HOW TO READ
勘案を読むときは、何を判断するために、どの事情を考え合わせたのかに注目します。「事情を勘案した」という文だけでは、具体的な事情も判断結果も十分には分かりません。「参加人数と会場の広さを勘案して席を配置する」のように、材料と決める内容を示すと明確です。条件を考慮したことは、その条件を最優先したことや要望をすべて採用したことと同じではありません。報告では、考えた条件と実際の決定を分けて記すと、判断の説明が伝わります。
IN CONTEXT
予算と移動時間を勘案して、研修会場を選んだ。
ここでの読みかんあん
費用と時間の両方を判断材料にした例です。最も安い会場を選んだとは限りません。
参加人数と会場の広さを勘案し、机の配置を決める。
ここでの読みかんあん
人数だけでなく、使える空間も考え合わせています。何を決めるための判断かが分かる文です。
延長の要望も勘案したが、会場の利用時間に合わせて終了時刻を据え置いた。
ここでの読みかんあん
要望を判断材料にしても、その通りに決めるとは限らない例です。考えたことと採用したことを区別しています。
勘だけで決めず、過去の参加人数や今回の申込み状況を勘案して資料の部数を決めた。
ここでの読みかんあん
勘案は事情を考え合わせることです。「勘」の字があっても、直感だけで決めるという意味にはしません。
TAKE CARE
「かんあん」と読み、途中の「あ」を落とさないようにします。「勘案」は勘に頼ることではありません。また、「総合的に勘案した」という表現があっても、どの条件をどれだけ重視したかまで自動的に分かるわけではありません。
QUESTION
A採用されたとは限りません。勘案は、事情や条件を考え合わせることで、結論がどうなったかとは別です。「費用と日程を勘案して案を変更した」なら、材料は費用と日程、結果は案の変更です。要望の採否を知りたい場合は、続く結論や決定内容を読みます。
読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には 漢字ペディア「勘案」 も参照しました。 読みの運用や専門分野の説明には コトバンク「勘案」(デジタル大辞泉) を参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。
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