WORD READING

仕事で見かける

適宜の読み方

適宜は「てきぎ」と読みます。状況に合うようにすることや、その時々の各自の判断で行うことを表します。「適宜休憩する」なら、状況を見て必要に応じて休憩するという意味です。

読みてきぎ

READINGS

読みと意味

01

てきぎ

状況に合わせてほどよく行うこと。その場の判断で行うこと。

短い用例

作業の進み具合を見て、適宜休憩を取る。

HOW TO READ

適宜をどう読むか

「適宜」は、手順や時刻をすべて固定せず、状況に合った判断に委ねる表現です。何を判断するのかは、後ろの動詞や前後の説明で確かめます。「適宜省略」と「適宜追加」では、求められる作業が逆になります。また、判断の余地があっても、別に示された締め切りや対象範囲がなくなるわけではありません。案内を書く側は、何を省略できるか、どの条件なら追加するかなどを添えると、読み手が判断しやすくなります。「随時(ずいじ)」にも、その時々に行う意味があり、適宜と使い方が重なる場合があります。一方で、随時には日時を制限せずいつでもという意味もあります。どの意味かは、何をいつ行えると書かれているかで確かめます。

COMPARE IN CONTEXT

適宜・適時・随時:状況と時機、いつでもの意味

独立した原作例で比べます。適宜でも時刻を判断する場合はあり、随時にもその時々という意味があります。常に異なる作業になると区分せず、後ろの動詞や明示された条件まで確認します。

適宜・適時・随時:状況と時機、いつでもの意味
語と読み注目すること例の意味
適宜(てきぎ) 状況に合うように行う・各自で判断する 説明を適宜省略する=状況を見て説明量を調整する
適時(てきじ) ちょうどよい時・ふさわしい時機 適時に知らせる=知らせる時機に注目する
随時(ずいじ):その時々 その時の状況や必要に応じて行う 変更があれば随時連絡する=変更に応じてその都度知らせる。必ず即時とは限らない
随時(ずいじ):いつでも 日時を制限しないこと 受付時間内は随時質問できる=示された時間内なら質問できる。24時間の受付とは限らない

IN CONTEXT

文脈で確かめる用例

01状況を見て休む

作業の進み具合を見て、適宜休憩を取る。

ここでの読みてきぎ

休憩の取り方を状況に合わせる例です。何分おきかという固定の間隔を、この語だけで指定してはいません。

02説明の量を調整する

参加者が知っている内容は適宜省略し、初めて扱う手順を詳しく説明する。

ここでの読みてきぎ

省略できる対象と、詳しく説明する対象を示しています。資料全体を自由に省略してよいという指示ではありません。

03各自の判断に委ねる

共同作業が終わった後は、各自の片付けを済ませて適宜解散してください。

ここでの読みてきぎ

共同作業と片付けが終わることを前提に、解散の時点を各自の判断に委ねています。

04必要な対応を加える

受付が混み合った場合は、担当者を適宜追加して案内する。

ここでの読みてきぎ

混雑に応じて人数を調整する例です。何人追加するかまでを、適宜という語で決めているわけではありません。

TAKE CARE

間違えやすい点

「適宜」を「いい加減に」と受け取ると、必要な作業まで省いてしまうおそれがあります。また、「適時(てきじ)」と字も読みも違います。「随時」を常にいつでもと置き換えたり、適宜には時刻の判断が含まれないと決めたりしないようにします。判断の範囲が不明な依頼なら、対象や条件を確認することが必要で、適宜だけから相手の意図を一つに決めることはできません。

QUESTION

よくある疑問

Q「適宜対応してください」は、好きなときに何をしてもよいという意味ですか?

A状況に合った対応を判断するという意味で、すべてを自由にしてよいとは限りません。例えば「本日中に回答し、補足資料は適宜追加してください」なら、本日中という期限は示されており、追加する資料に判断の余地があります。何を、どの範囲で判断するのかを前後の文から読み、分からない点は確認します。

確認した資料と更新日

読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には 漢字ペディア「適宜」 も参照しました。 読みの運用や専門分野の説明には コトバンク「適時」(デジタル大辞泉) を参照しました。 補足の確認には コトバンク「随時」(デジタル大辞泉) も参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。

内容の更新日: / データの利用条件と編集方針

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