WORD READING

仕事で見かける

斟酌の読み方

斟酌は「しんしゃく」と読みます。事情をくみ取って扱いを加減することや、条件を照らし合わせて処理することです。遠慮するという意味で使われる場合もあります。

読みしんしゃく

READINGS

読みと意味

01

しんしゃく

事情をくみ取る・条件を照らし合わせて扱うこと。また、遠慮すること。

短い用例

参加者の移動の事情を斟酌し、開始時刻を調整した。

HOW TO READ

斟酌をどう読むか

斟酌は、事情や条件をくみ取って、扱いを調整する場面で使います。「事情を斟酌する」なら、誰のどんな事情を考えたのか、何をどう扱ったのかを読みます。「勘案」はいろいろな事情を考え合わせることに注目する語で、斟酌と重なる文脈もあります。必ず人の気持ちだけか数字だけか、という区分はしません。また、斟酌には遠慮の意味もあるため、「斟酌なく述べる」のような文は、前後の内容と否定を合わせて読んで意味を確かめます。

COMPARE IN CONTEXT

斟酌と勘案:文が注目することを読む

近い意味になる場合もあります。どの事情をどう扱うかは、単語だけでなく文全体で確かめます。

斟酌と勘案:文が注目することを読む
表現注目すること例の読み取り方
事情を斟酌する 事情をくみ取って扱いを加減する 移動の事情を受けて開始時刻を調整する
条件を勘案する いろいろな条件を考え合わせる 費用と日程を材料に会場を選ぶ
斟酌なく述べる 遠慮の意味を否定する 遠慮せずに意見を伝える

IN CONTEXT

文脈で確かめる用例

01事情に合わせて調整する

参加者の移動の事情を斟酌し、開始時刻を調整した。

ここでの読みしんしゃく

移動の事情をくみ取り、時刻の扱いを調整しています。何を変えたかまでを示す例です。

02条件を照らし合わせる

会場ごとの広さと設備を斟酌して、展示物の配置を決めた。

ここでの読みしんしゃく

複数の条件を照らし合わせて扱っています。相手の感情だけを考える意味に限りません。

03考慮と採用を分ける

希望を斟酌して日程を検討したが、全員の第一希望には合わせられなかった。

ここでの読みしんしゃく

希望をくみ取ったことと、すべての希望を実現したことを分けています。

04遠慮の意味と否定

打合せでは斟酌なく不便な点を述べ、改善案も添えた。

ここでの読みしんしゃく

この文では遠慮なく述べるという意味です。「斟酌なく」だけを、事情を確認しなかったと機械的に言い換えません。

TAKE CARE

間違えやすい点

「しんしゃく」と読みます。「斟酌する」を一律に「許す」「希望どおりにする」と言い換えないようにします。事情を考えた後の扱いは文の続きで確認します。遠慮の意味もあるため、否定のある用例は文脈を見ます。

QUESTION

よくある疑問

Q斟酌と勘案は、気持ちと数字で必ず使い分けるのですか?

A参照した辞書では、そのような固定の区分はされていません。斟酌には事情をくみ取る意味に加え、条件を照らし合わせて処理する意味もあります。勘案はいろいろな事情を考え合わせることです。重なる場合もあるため、どんな材料を考え、何をどう扱ったかという文の内容に注目します。

確認した資料と更新日

読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には 漢字ペディア「斟酌」 も参照しました。 読みの運用や専門分野の説明には 漢字ペディア「勘案」 を参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。

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