そきゅう
過去にさかのぼって影響や効力を及ぼすこと。
六月の会議で、集計方法の変更を四月分に遡及して反映する方針を決めた。
WORD READING
読み分け
遡及は「そきゅう」と読みます。過去にさかのぼって影響や効力を及ぼすことです。辞書には慣用読み「さっきゅう」もあります。広告で相手に働きかける「訴求」とは別の語です。
READINGS
過去にさかのぼって影響や効力を及ぼすこと。
六月の会議で、集計方法の変更を四月分に遡及して反映する方針を決めた。
「そきゅう」と同じ語の慣用読み。デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典に掲載。
辞書に載る遡及の慣用読みを確かめる。
HOW TO READ
「遡及して適用する」という文では、今決めたことの対象を過去の時点までさかのぼらせるという関係を読み取ります。決定日と適用を始める日が異なるので、二つの日付を分けて見ることが大切です。過去の資料や出来事へさかのぼる意味でも使われます。「遡及」の文字だけで、いつまで戻るのか、誰が対象なのか、その扱いが認められるのかまでは決まりません。
COMPARE IN CONTEXT
集計方法を変更する架空の説明例です。特定の制度の運用例ではありません。
| 文の情報 | 例の日付 | 読み取ること |
|---|---|---|
| 変更を決める | 六月 | この時点で方針が決まった |
| 対象の始まり | 四月分 | 四月以降の集計へ変更を反映する |
IN CONTEXT
六月の会議で、集計方法の変更を四月分に遡及して反映する方針を決めた。
ここでの読みそきゅう
説明用の架空例です。決定月と対象月を分けて読みます。
調査の範囲を創刊時まで遡及させ、当時の記事を確認した。
ここでの読みそきゅう
新しい資料から、より古い時期へ調査を広げています。
変更のお知らせには、過去の受付分には遡及しないと書かれていた。
ここでの読みそきゅう
「しない」によって、過去へ適用範囲を広げないことを示しています。
辞書で「遡及」の項目を引き、「さっきゅう」という読みも確認した。
ここでの読みそきゅう/さっきゅう
同じ語に対して辞書が載せる慣用読みです。急ぐ意味の早急とは別です。
TAKE CARE
「遡及」の慣用読みとして辞書にある「さっきゅう」を、一律に誤読とは扱いません。一方、「早急」のさっきゅうとは意味が異なります。読みが同じでも、漢字と前後の文脈で区別します。制度や契約の具体的な適用条件は、その文書で確認する必要があります。
QUESTION
A決定などを行った日を偽って書き換えるという意味ではありません。決定した時点と、影響や効力を及ぼす対象期間を分けて考えます。たとえば説明用の文で「六月に決め、四月分から遡及して扱う」とあれば、決定は六月、対象の始まりは四月です。実際にその扱いができるかは、個別の制度や取り決めによります。
読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には コトバンク「遡及」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典) も参照しました。 読みの運用や専門分野の説明には コトバンク「訴求」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典) を参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。
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