WORD READING

読み分け

一日の読み方

一日は、日数なら「いちにち」、月の最初の日なら「ついたち」が日常の読み分けの目安です。「いちじつ・いっぴ・ひとひ」という読みもあり、文脈や表現によって使われます。

読みいちにち / ついたち / いちじつ / いっぴ / ひとひ

READINGS

読みと意味

01

いちにち

日数の一つ。一昼夜のほか、朝から晩までの時間なども指す。

短い用例

仕上げには、あと一日かかる。

02

ついたち

月の最初の日。「一日間」という期間の意味では使わない。

短い用例

四月一日に新しい教室へ行く。

03

いちじつ

一つの日数や、ある日。月の最初の日の意味もあり、現代では固定した表現などに使われる。

短い用例

この分野の経験では、先輩に一日の長がある。

04

いっぴ

月の最初の日。「ついたち」と同じ日付を指す読み。

短い用例

来月一日付の書類を確認する。

05

ひとひ

一日や一日中。辞書には、ある日・先日や月の最初の日という用法も載る。

短い用例

春の一日を、海辺で静かに過ごした。

HOW TO READ

一日をどう読むか

日付を知らせる「五月一日」は「ごがつついたち」、所要時間を伝える「一日で完成」は「いちにちでかんせい」が目安です。ただし辞書には「いちにち」にも月の最初の日という意味があり、日付なら必ず一つの読みしかないわけではありません。「一日の長」のような固定表現や、振り仮名のある文章では、その表現に即して読みます。

IN CONTEXT

文脈で確かめる用例

01予定の日付

見学会は六月一日に開きます。

ここでの読みついたち

六月の何日かを知らせています。見学会が何日間続くかを説明した文ではありません。

02作業に要する日数

資料の整理に一日、内容の確認に二日を見込んだ。

ここでの読みいちにち

作業にかかる日数を数えています。「二日」との対比でも、月の初日という意味ではないと分かります。

03経験の差を表す

機材の扱いでは、長く担当してきた先輩に一日の長がある。

ここでの読みいちじつ

ここでは経験などが少し上回ることを表す慣用的な言い方です。実際の勤務日数が一日だけ違うという計算ではありません。

04日付と期間の混在

八月一日から一日だけ休館する。

ここでの読み最初は「ついたち」、後は「いちにち」

最初の一日は開始日、後の一日は休館する期間です。同じ文の中でも、表しているものが違います。

TAKE CARE

間違えやすい点

「いっぴ」を一日間の意味に置き換えると、日付と期間を混同します。また「一日遊んだ」は日中を指すこともあり、必ず連続24時間という意味ではありません。「ひとひ」を人名専用の読みとしたり、別読みをすべて誤読としたりしないでください。

READING NOTES

補足の読み・読み間違いの注意

つきたち別の読み
「つきたち」はデジタル大辞泉の「月立ち/一日/朔」に載る読みです。月の初日を指す「ついたち」に関わる形で、一日間という期間の読みとは分けます。 コトバンク「月立ち」(デジタル大辞泉)

QUESTION

よくある疑問

Q「一日付」は「ついたちづけ」と「いっぴづけ」のどちらですか?

A月の初日を指す「一日」には「ついたち」と「いっぴ」の両方があります。相手に日付を伝えるときは、月を添えた「四月一日付」のように示すと明確です。「いっぴ」が辞書にあることと、すべての職場がその読みで統一していることは別です。

確認した資料と更新日

読みの照合には EDRDG JMdict を参照しました。 個別の確認には コトバンク「一日」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典) も参照しました。 読みの運用や専門分野の説明には 漢字ペディア「一日の長」 を参照しました。 文脈の説明と用例は当サイトで作成しています。辞書で確認できる読みでも、使用頻度や媒体の読み方の基準は同じとは限りません。

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